GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

立ち上げ屋を志すヒトへのメッセージ

立ち上げ屋を志す人へのメッセージ

随所に大変参考になるメッセージが記載されていました。以下引用。

本当に戦略が180度間違っているのであれば、180度転換すべきです。しかし、その戦略自体が会社の経営陣を交え議論をしたものであり、成果があまり上がっていない戦略であっても、完全に間違えているケースはまず無いと考えていいと思っています。重要なことは戦略は容易に転換すべきではなく、あくまで発展させることであると信じています。

長期的な戦略はほとんど見受けられず、「○○ソリューションの横展開」や「○○ビジネスの拡大」といったような短期的な戦略に基づき組織体形を容易に転換しまくっている弊社には、実に耳の痛いお言葉です。

次に引用する文章がまた秀逸です。Awesomeです。

経験上、戦略の効果が出ていない原因は九分九厘会社の内部にあると思います。しかも、その原因のほとんどが非常に些細なことだったりするから手に負えないと思っています。(そもそも重大な原因であれば、会社の経営陣、管理職であればすぐに気が付くはずです)この些細なこととは経営陣にとって些細なことであり、社員(管理職・スタッフ)にとっては重要なことであることが多いです。そのほとんどが私事であると思います。この些細な私事が連鎖して、会社の体力を奪い、戦略効果を鈍らせていることがほとんどであるようです。

弊社のことですか、って思いました・・・。何処でも同じなんだろうなぁ。。。

経営陣は(一部はホントにバカかもしれんが)私のウン倍のキャリアを持っているわけであり、何らかの優位性を持って経営陣におられるはずなので、何が問題であるかと言うことが判明すれば適切な判断を下せるはずだろうと思っています。

しかし、本当に自社が抱えている問題が何であるかを把握することって、太平洋に沈んだ指輪を探すようなものなのかもしれないと思うようになりました。

そして、この「些細な私事」は経営陣のスコープから外れていますので、経営陣は戦略に間違いがあるんじゃないかと思い始め、負の連鎖がまた加速していくという悪循環に陥るのかもしれない。

この些細な私事とは、「保身」、「出世競争」、「ねたみ」、「家庭に関する不安」、「恋人に関する不安」、「将来に関する漠然とした不安」、「生理的な相性の悪さ」・・などが多いようです。

「将来に関する漠然とした不安」を持っているヒトが、私の周りは多いようです。

給料も悪くない、業界内のポジションも悪くない、会社のポテンシャルは結構ある。

が、会社が自分を何処に連れて行こうとしているのか明確なコミットメントが無く、今ある仕事を慢性的・惰性的にこなしている状況が過多見受けられます。それでは今という時を惰性で薄めて生きていることになるので、不安になるのは当然の話。

結局「いつまでもいる会社じゃないよね」って話に帰結して辞めていくヒトが後を絶ちません。

最後に立ち上げ屋さんにとって必要な能力について記載されています。

立ち上げ屋さんに必要な「市場を見極める力」とは、顧客、パートナーを含めた市場全体に張り巡らされた情報網による情報収集能力です。

システム開発の仕事でも全く同じことが言えると思うんですが、結局自分が参加しているフィールドはどういった構造なのかを知ることが最も大事なんだろう、と。情報収集した先のゴールは、マーケットやプロジェクトの構造をモデリングすることであり、そのモデルから色んなコトが見えてくるようになるんじゃないかと信じながら、今日もRSSフィードの海を泳ぎながらPOSTしています。