GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

SNSにおける状況的関連性(2)

7/6のエントリの続きです。

ここでキーになる考え方は、Primary NetworkとSecondly Networkです。この2つのネットワークを現実世界に例えながら、SNSとの関連を展開しています。

From birth through adolescence and young adulthood, our primary social network expands continuously. Eventually, we settle; the incentives for primary social network expansion, such as partnering and friend aggregation, diminish.

生まれてから青年期(20代と仮定)までずっと、プライマリの社会ネットワークは継続的に広がっていきますが、結局は落ち着いていくということをココで言っています。*1自分にとってコアとなるネットワーク層はそう広がっていくもんじゃない、と。

As we settle on a core social network, the secondary social networks step forward to serve the role of providing us a steady stream of new people to meet (sustaining a human need for sociality).

コアの社会的ネットワークが落ち着いてくると、セカンダリの社会的ネットワークが私たちに新たなヒトと会いたいという人間の本質的渇望という「ある意味安定した流れ」を与える役を担う、と書いてあります。

人間関係はコアあってのセカンダリの拡張なんだ、という考えに基づいていることが読み取れると思います。この考えは面白かったし、ここがSNSサービスのポイントになるんじゃないか、と個人的ににらんでいます。その理由は後述。

Regardless of how it is spun, all social networking websites rely on users to fuel the interestingness of the system.However, once everyone is on the website, the users are posed with a quandary: "what's next?"

(中略)

The actual problem is not that users are tired of each other or the sites are faddish (common explanations); it is simply that the users no longer need the website's service.

社会的ネットワークがどう広がったなんて関係なく、全てのSNSサイトはそのシステムの面白さに火をつけられたユーザーに拠る、と。でも、結局SNSで何していいかわからなくなる。その理由は単にそのサービスが不必要だからだと言っています。

不必要になってしまったのだって言うオチだと何にもならないので、何がSNSサイトを「もう必要でないもの」にしてしまうのかを考えないといけません。元エントリでもちゃんとそういう論理展開をしています。

次回エントリでは、SNSサイトを比較して不必要=「What's Next Syndrome」にハマったサイトとそうでないサイトの分析を行いたいと思います。

*1:ココは訳し方が難しかった。文脈的にexpand→settle→diminishと来ているので、大筋合っていると思う