読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

最低のヒューマンマネジメント

etc

本当にひどい記事だ。今年のワーストエントリに記録されるだろう。

芦屋広太 ひとつ上のヒューマンマネジメント : 5分で人を育てる技術 (5)言うことを聞かない“自信過剰な部下”

この記事の要約を素晴らしい表現で斬っているのがこのエントリ。一刀両断とはこのことか。

ふたつ下のヒューマンマネジメント:5分で人をダメにする技術 - 優秀な部下の能力の芽を摘み取る無能な上司

上記の記事は、頭は良いが自分の言うことを聞いてくれない部下を、無能な上司が周囲にネチネチと根回しして物言わぬ奴隷としてこき使っていくためにはどのような小賢しくて汚いテクニックがあるのかを、「マネジメントのプロ」がニヤニヤしながらケーススタディを用いて解説する極めて醜悪で下品な最低の記事である。

実際にこの記事を読んで頂けばおわかりになるのですが、この芦屋さんは全く人を育ててはいない。自分の部下を裏から根回しして追い詰めただけでしかない。自信過剰な部下がおとなしくなったので、彼は成長したのであるという理屈だ。アホか。愚鈍ここに極まれりである。

坂本:いや,ここはこれでいいんですよ。この文章はあえて抽象的でいいんです。いろいろ,イメージを膨らませてもらう効果が出ればいいんですよ。
芦屋:駄目だよ。そんなんじゃ「いい加減な提案」と思われてしまうよ。もっと,訴求力を持たせなきゃ。それには,具体的に書いた方がいい。
坂本:なんで,そう言い切れるんですか?絶対正しいといえるんですか。なら,変えますけど。
芦屋:そういう問題じゃないだろ。お前が自主的に変えなきゃ意味ないだろ。納得して変えなきゃ,何もならないだろ。

坂本君が噛み付いているのは、自分が納得できていないからだ。修正することに対して納得のいく理由を提示されていないから噛み付いているのだ。芦屋君に「いい加減な提案」だという批判を受け、その理由を聞いているだけに過ぎない。何の問題も無いと思える。

優秀な人材は往々にしてすでに結果を出しており、それは「どのようにすればこの場合はよい結果がでるのか」を考えて行動していることになる。これが育つ術のエッセンスだ。自分が「これでイケる」と思ったことを、単に「とにかくあかんのだ」といわれても納得できるわけが無い。赤兎馬が主人を選ぶのと同じで、実力の無い者の意見など参考にはならない。釈迦に説法だ。

弾さんもこのエントリでエンジン全開でぶった切っている。ITProの方々も溜飲を下げたに違いない。

本人にせっかく育つ能力があっても、それを上司や会社が邪魔をしては、当然その能力が日の目を見る事はない。今回のケースは、明らかに後者である。

もちろん芦屋氏の品性の無さには問題があるのだが、この坂本君の上司にも大きな問題がある。そもそも坂本君の能力は部長のそれを上回っていた可能性が高く、この部長は自分の能力のなさを棚に上げて「アイツは生意気だ」と思う心があったからこそ、このような下品な手段に出てしまったのだから。普通はこんな仕掛けを持ち掛けられた時にSTOPをかけるものではないだろうか?「そういう問題じゃないだろう、芦屋君」と戒めて然るべきではないのか?

この坂本さんという方も災難である。

部下が上司を信頼する時

上司が部下より偉いたった一つの理由は、仕事がうまく行かなかった時には上司の責任であるということである。だから、部下に対する上司の仕事も、たった一つしかない。あなたの部下がうまく行かなかった時に、責任をとる。それだけだ。

そこさえ間違えなければ、どんな部下でもあなたを信頼するようになる。

この弾さんの言葉を100回読みなさい、と言いたい。これがすべてだと思います。