GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

組織の官僚化について

Yahooが官僚化していることについての警鐘を鳴らしている有名なメールがこれ。

官僚化現象その1 縄張り争い

われわれは社内にいくつものトーチカを作り、そこに立てこもって互いに話をしようとしないことが多すぎた。そして話を始めても、それははっきりと定められた戦略目標に向かっての共同作業ではなく、縄張り争いであり、戦略をどうする、戦術をどうするかについての論争ばかりだった。

「縄張り争いであり、戦略をどうする、戦術をどうするかについての論争」に終始。なるほど。その結果「ユー組織でも変えてみちゃおうYO」なんて話になってしまうんじゃないですかね。で、またその一年後ぐらいに組織を変えてみる、と。

官僚化現象その2 重複組織

わが社には明確な権限と責任が欠けている。非常に残念だが、その証拠に、全社にわたってひどい重複が見られる。当初はよかれと思って作られたのであろう が、われわれは非常に官僚的になった組織機構の中で動いている。社員がまるきり多すぎる。どの社員にも、ほとんど似たような、重なりあう職務の別の社員がいる。このために組織のスピードは落ち、無用なコストがかさむ。

おお。まるで某社の某スタッフ部門のようではないか。本気出して最適化すれば今の人員の4分の1で回せると思うのだが。30Mぐらいオレにくれたら半年で結果出すよw 

何故だかよくわからないんだけど、何か社内ルール上間違えた手続きや書類を投げると、この某スタッフ部門は上からモノを言うんだよね。「何間違えてんだよ、社内ルールぐらい知っとけYO。迷惑だYO。」みたいなね。極端に言えばの話だけど。

つーか、「社内ルールぐらい知っとけYO」なんてことになること事態がダメなんだけど…。確認しなければならないような手続きがあること自体間違っている。

官僚化現象 その3 集権化

製品開発、マーケティング、エンジニアリング、経営戦略、財務、等々でたくさんの人間が責任者とされ(あるいは少なくとも自分では責任者だと思っている)。このため決定は下へ委譲されず、逆に上へ上へと棚上げされていき、結局、委員会やコンセンサスに任せられることになる。そのため、従来の殻を破った革新的な考え方をする人間は意気をくじかれてしまう。

おお。「決定は下へ委譲されず、逆に上へ上へと棚上げされていき、結局、委員会やコンセンサスに任せられることになる。」というのがまさにどこかの会社のようだ。イノベーションは委員会から生まれることは無いのにね。

責任者が多くなると、決定は上に棚上げされるという真実。大変勉強になる。

これが如実出るのが承認系の業務ね。決裁の種類そのものが多い上にパスも複雑になれば、手戻りが発生した瞬間に死ねます。承認が通らないと先に進めないですから、本来すべき創造的な仕事に割く時間はいつしか社内手続きに割く時間に取って代わる。特に営業がそうなる。そんな状況を生み出している根幹には目を向けずに「提案力が落ちているのではないか」とか言っちゃってるどこかの会社。クオリティタカスクリニック

この業界はリスクが非常に高いですから、やっぱり上としてはビッグな案件を提案するとかになれば、当然委員会とかにかけたくなるわけですよ。1億の案件がコケたら、3億の案件をこなしてようやくペイできるかどうかってレベルだからね。たぶん他社も似たようなモンだと思います。

どれかに当てはまると思ったヒトへ

そんなもんです。全く官僚化していない会社なんてマイノリティですよ。きっとそうですよ*1

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会社が官僚化するってどういうこと?っていうのをわかりやすく解説しています。

*1:自信がなくなってきたw