読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

No More Rules

いきなり結論。

「業務を簡素化するのも難しくするのも、全てはそこで定められたルールがどういうものかに依る。」

今日のメッセージはこれだけ。後はその心は・・・、というお話。

ここで言う業務というのは、今あなたがその会社で働いている全ての作業のことを指しています。会社としてのルールとプロジェクトとしてのルールをふと考えて頂ければ、色々と思いつくことがあるはずです。業務が複雑化するのは、そもそもルールが多いからです。ルールを簡単にしちゃえばそもそも登場人物が減り、登場人物が使うシステムも減る。非生産的だけど遵守しなくてはならないことが減るのは、なかなか素晴らしいこと。

まぁこんなこと言うと、コンプライアンスがどーなんだとかガバナンスがあーだとか言い出す人が当然出てくる。おいおい、ちょっと待ってよ。ルールがなければ秩序は保たれないのかな?ルールがなければ、僕らは仕事が出来ないんだっけ?どうもそうとは思えない。目的があれば志あるものが仕事を進める。ルールが目的じゃないでしょ。ただの手段の1つでしょ。

会社が新たなルールを作ってしまうと、それを回すための人間や組織体が必要になる。法案のように施行すればおしまい、とは行かない。弊社でもそのルールを回すために結構なカネがかかっているし、基本的にそれは一円も生み出さない。コスト以外何者でもない。よかれと思って定めたルールが誤ったオペレーションによって遵守され業務の足かせになっているケースが散見される。ルールとして定めるべきことって基本的に当たり前に正しいから問題ないんだけど、結局それを各論に落とす所で捻じ曲がる。

ウチの会社でも、社内業務しかしていない人が結構な存在する。それを否定するつもりは無い。社内業務を回してくれる人がいるから、お金を稼ぐ業務活動に専念できるわけで。全ての仕事が須らく高い生産性っていうのはあり得ない。高い生産性を生み出すために、低い生産性の仕事を支えてくれる人が必ず必要になる。これは間違いないんだけど、要らないルールが多いのもまた事実。

ルールってのは難しいもんで、ないと不安。あるとうっとおしい。

会社組織ってのはサッカーのGKみたいなもんで、100回に1回の失敗でも大きな「1点」になってしまう。それで試合が決まってしまう。そういう怖さが、また新たなルールを生み出す。そして、余計な仕事が増えていく。余計なやり取りが増えていく。余計な人員が増えていく。余計なコストが増えていく。そして、大切な人材が減っていく。ルールは本質的にものすごい破壊力があると思ってます。一度馴染んでしまうとこびりついて取れないのもまた「ルール」です。30日ルールといって、どんなに複雑怪奇なルールでも30日間それに沿っているともうそれを変えるのはイヤになる、という話を聞いたことがあります。

まずは、ルールを破れ。

いろんな問題を解決する突破口になるのは、ルールという枠に対するブレイクスルーじゃないのかな。