GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

java-jaから教えてもらった、ウェブ時代の生き方

いつもjava-jaではひどいエントリを書いているので今日は真面目なエントリを書く。実はjava-ja大好きだってことを書くよ。お前ら愛してるぜ!

java-jaに入って一番良かったのは、目線の位置の重要性を改めて教えてくれたことだ。外を見ることがどれだけどれだけどれだけどれだけ重要かってことを体で感じられたのは、java-jaなみんなと出会えてからだ。普通会うことが出来ないような人に、あっという間に会えるんだから。一気に交友範囲が広くなった。会社近辺の世界では絶対聴くことができない話がいっぱい聞けて毎回楽しい。

会社の中ばかりを見ていると、自分の置かれている状況に対して疑問を覚えにくくなってしまう。会社だと利害関係が伴って時にはひどいドロドロした濁流に流される。会社の中では、業務以外のコミュニケーションがとりにくい様な仕組みになってる事もある。そしてこういったことは全て、自分に対する足かせにしかならないんだ。そして多くの人は、恐らく90%以上の人は、こういった世界に埋没してしまっているんだ。これは本当にもったいないことだ。そんな必要は無いんだ。そんな必然性はどこにもないんだ。会社を辞めろといっているんじゃない、もっと自分に適した場所を探すきっかけを作ろうということだ。各々目指す所は違っていいんだ。だけど、外にはもっと楽しい事がいっぱいあるってことを知らないのは、ウェブ時代を生きていくにはもったいなさ過ぎるよ。

IT業界にいるなら、まずははてなでブログを持てばいい。有名どころがすぐに50人ぐらい見つかる。そいつらにidトラックバックを打ちまくってみて欲しい。できれば数回打とう。1回じゃすぐに忘れられるが、複数回打たれると覚えてくれるから。いくらブログやホームページを持っても、コミュニティに参加するなりトラックバックを打たないと、自分の居場所が無いのと同じだ。それじゃ意味が無いんだ。よっぽどのアルファブロガーでない限り、始めからプレゼンスを発揮するのは無理だ。僕が始めてホッテントリしたのも、ブログを始めてから2年後だ。

断言できるがよっぽどのことが無い限り、彼らギークは必ず好意的なReplyをくれる。出来る出来ないとか知ってる知ってないとか、そういう問題じゃないんだ。ギークは可能な限り敷居を下げたがっている。とにかくオープンなんだ。新参者に優しいのはギークの世界の根本理だ。僕は毎回OFFを企画するたびに、新しい人が来てくれることが楽しみだ。企業の世界は冷たいことが多いけどさ。

人見知りなんて言うだけ無駄だ。何人もそういう人を知っているが、コミュニティに1度でも来た途端にお前は何を言ってるんだという感じで溶け込んでいる奴等ばっかりだ。むしろ、そういう人こそコミュニティには参加すべきだ。java-jaのメンバーは本物のギークがいっぱいいる。彼らの価値観、彼らの考え、彼らの会話を聞こうよ。絶対面白いから。目が覚めるから。少なくとも僕の目に映る範囲で、コミュニティに参加して後悔した人間は、誰一人として知らない。だからみんな来るといいよ。外から周りを見てみるといい。見晴らしが随分違うことを痛感するから。

そして人月の世界の外を見ろ。そこがあなたの主戦場だ。コミュニティに参加しろ。Twitterクライアントを入れて、ブログ界隈で有名なプログラマをfollowしまくれ(followに許可なんていりません)。java-jaにも入っちゃえ。コードを公開しろ。ばかプログラムでもなんでもいいから。気になったブログにコメントブログを書いてトラックバックを打ちまくれ。トラックバックに許可なんていらない。

あなたが見なければならない世界は、いつだって外にあるんだ。

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