GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

僕がブログを書く時に気をつけていること

下記2つのエントリを読んで。つらつらとした長文が多い僕が通りますよ。

読んでもらう為に重要なのは、まずタイトルと序文です。タイトルで何を言わんとしているのか概観できるようなものが望ましい。もしくは想像力を書き立てるようなもの。それに逸脱せず道案内をする序文。どうしてこれらが重要なのか。人間に例えるとそれが第一印象に相当するからです。ブログは斜め読みのメディアなので、最初の400文字で既に破綻をきたしているとまず読まれないと思われます。

長文は読まれないんじゃないかとか、短文や箇条書きのほうが好まれるのではないかとよく言われます。僕はそれに違和感を感じている。ハッキリ言うけど直接的には関係ない。読まれないのは、その文章が適当に書かれているからです。そういう文章は読んでいてもつまらないというか、まずその世界観に引きずり込まれない。適当に書かれているっていうのは何か。自分のハートをここに込めたとわからせるものがない文章のことです。

僕にとって重要なことは、文章がちゃんと呼吸をしていること。一定のリズムで、一定の語調で、一定のペースを刻みながら、読み手を「次はこっちだよ」って導くこと。それが大切だと思う。人によって使える言葉、語彙、一文の長さ、句読点の入れ方、好んで使う語調は違うけれど、それが一定の秩序を持って織り成せているかどうかは誰にとっても重要。そういう文章が読まれる文章だと思う。読んでいて一定のリズムで刻めていない文章は読むのが大変だし、何を言っているのかも良く分からないよ。

また、僕は長文による読み違えのリスクとかは全く気にしません。書き終わったら読み手のことは忘れています。どうやっても読み違えられることはあるので、気にしてもしょうがない。それよりも、自分のハートをこの言葉に込めたんだってことを伝えられることのほうが、圧倒的に優先度が高い。それが楽曲でいう所のモチーフにあたる部分です。

僕はブログを書く時は一気に書き上げます。文章を書くというのは体力勝負なので、自分の熱が高いうちに一気に強火で書き上げないと気持ちが文章にのってこない。一晩たってからまた書く気にはなれないんです。なので、書き溜めることを一切しない。今、その時、出てきた言葉。その言葉を使って必ず書き上げるようにしています。ダメな時は一切保存せずボツにします。書ききれなかったって事は、まだ時期尚早なんですよ。そのうちバチっと電気がついたようにひらめく瞬間があります。その瞬間を捉えないと気持ちが入らない。今、この瞬間こそ、もっとも沸点が高いからです。

書き手は読み手を誘導していく責務があることを忘れてはいけない。文章というものは、読み手を「次」へと進めていかなければいけない。体が前のめりにさせるぐらいでちょうど良くて。それには何が必要かといったら、僕は文章全体が鼓動を刻んでいることだと思う。人間は心臓の鼓動で「生」を感じますが、文章にもそういった鼓動はあると思います。その為には一定のリズムで流れていかないと。なので、僕は意識的に一文の長さを意識しています。これが文章の刻むリズムの基本になるためです。

まとめ

長くなったので、忙しい人のために3点に集約してみた。

  • 文章で大切なことは、自分のハートはここに込めたとわからせるメッセージがあること。
  • 文章は人を導くもの。よって、人を前のめりにさせるために一定のリズムで刻むことが必要になる。
  • 読み違えをゼロにすることはできない。それよりも胸を張ってハッキリと自分の主張を述べること。

それでは、楽しいブログライフを!

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