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GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

面白いことは他人がやりたがらない事の中にある

僕は「他人がやりたがらないこと」に興味を持ちます。リスクを取らないと血が騒がないという子供じみたしょうもない性格が大きな理由ですが、面白そうだなって感じることは基本的に他人がやりたがらないことが多いのも一因です。

このブログをずっと続けて16000近くブクマを頂きましたが、ブクマが集まることは発信者にとってプレッシャーになることもあります。でも、読み手のことを先回りして「ああ言われたらどうしよう」「こういわれたらどうしよう」と波風立たないようなことを書いては、誰も僕を評価してくれなかったと思います。どこから弾が飛んでくるか分からないけど持論を展開してホッテントリ等に入ったりするから、評価して頂くきっかけや軸が生まれて、今がある。叩かれるのは誰だってイヤだし、書いてもカネが貰えるわけでもないし。ブロガーのメリットは対岸にあって、海を自分で渡らないと享受できないもの。損な側面がいっぱいあるけど、他人がやりたがらないことを続けてきて、意味と価値を感じれるようになって、やっと面白みがわかってきました。

仕事について考えてみると、「誰にでもできることをやる」や「誰かの指示に従って言われたことをやる」や「自分が出来ることばかりを繰り返す」などでは、長期的に自分の価値を下げてしまう。かといって、「他人がやりたがらないこと」を率先してやれとも言い切れない。フリーや経営者の場合は、従業員がやりたがらないこと、やれないようなことを達成することで価値を提供してナンボという一面がありますが、そういうリスクを好んで負う必要も無い。

難しいと思うのは、他人のやりたがらないことやって会社組織の使い捨てになるケースが過多あること。社畜乙的なアレですね。例えば、火消し。この業界は出来る人が出来ない人に足を引っ張られてトラブル案件の尻拭いをやったりすることが多いです。やらせてもできない人には任せられないから。自分が頑張って見事に火を消し止めても、実はそんなに評価されないんですよね・・・。ご苦労さん、で終わってしまう。そういうのが一番疲弊する。頑張るのがバカバカしい状況って、ホントいやですよね・・・。

昨今は形骸化した成果主義なるものが流行っていますし、結局の所「この点数を下回らないようにしないと」という力学が働き原資が下方硬直になり、「な〜んだ。頑張るよりも背伸びしないでミスを無くしたほうがいいじゃん」という話を結構聞きます。成果を出すモチベーションを導くはずが、活力を削ぐばかりという皮肉。

頑張らないほうが損をしないからいいじゃんっていうケースもたくさんあるけれど、無駄を食って初めて得られるものもいっぱいあるし、そういうことのほうが体で覚えるから忘れないんですよね。

見も蓋も無い事をいいますが、努力したら報われるってのは基本的にファンタジーです。ウソでもホントでもない、幻想。理由は単純で、頑張って努力して結果を出せば自分の人生が豊かになるという保障がどこにもないから。報われるかもしれないし、全然ダメかもしれない。それ以上のことは、誰にも分からない。しかし、評価されている人って「他人がやりたくねぇな」ってことを飲み込んで結果を出している人なので、結局の所方向性を間違えずに努力をすることぐらいしかやることが無いこの不条理。

なにかを手に入れようとしたら、チャレンジをするしかない。自重はダークサイド。

僕は「面白いこと」っていうのはリスクをいっぱい内包しているものだと思っています。誰にでも出来ることが面白いわけが無い。面白いなーって思ってワクワクすることを実現しようとするのは、一種の冒険。大冒険かもしれない。入り口だけ見えていて、自分にはロウソクか松明しかなくて、地図もどこにもなくて、手探りで前に進むしかなくて、割に合わないことばかりで、目の前のドブをせっせとさらっている。そういう現実がありながらも、強かに理想を追っている。

面白みは、そういうことの中にあるんじゃないかなと思います。