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ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

【書評】抵抗勢力との向き合い方

著者の榊巻さんが所属されている、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ株式会社様よりご恵投頂きました。

抵抗勢力との向き合い方

抵抗勢力との向き合い方

改革には抵抗が必ずある

本書は「現状の課題を解決するための変革を目的したプロジェクト」において、日々奮闘されている現役コンサルタントの方が、プロジェクトのフェーズ毎に適切な抵抗勢力と付き合い方やヒントが書かれた本です。そのコンセプトが纏まっているのが、こちらの絵。

フェーズには「立ち上げ」「計画策定」「施策実行」の3つがあり、各々に適切な対処方法があって、それらがひとつひとつのセクションになっているという構成です。

抵抗は悪ではない

抵抗と聞くと少し感情的なイメージが強いのですが、抵抗が発生する理由は「自分の所属している立場を鑑みると、その改革によって不都合や不便が加速する」という背景があることが多いと本書を読んで感じました。抵抗はなんとなく発生するのではなく、その提案を受け入れられない確固たる理由があります。その根拠は、ぼんやりとしているかもしれません。でも、その兆候を見逃さないことが求められますね。

改革は会社で決めることであるけれども、押し付けになってはいけません。

自分の言いたいことが「相手に伝わる」ための本

抵抗勢力との向き合い方というタイトルではありますが、これを裏返すと自分の意見や意向を伝えて「相手を動かす」為には何が必要なのかを書いた本でもあります。本書の隠れたポイントは、そこにあります。主張を理由、そして根拠。これらをまず的確に伝えるようになること。その出発点からより生産的なコミュニケーションを取るにはどうしたら良いのか。

そのような事を参考にされたい方にも、本書はお役に立つことでしょう。

抵抗勢力との向き合い方

抵抗勢力との向き合い方