GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

SIer

プログラマが仕様を決めればいい

最近よく思います。システム開発の上流工程においてはコードは出てこない。言葉や図解で埋めつくされて、最終的には日本語でしかない。設計書とか仕様書とか。で、この大抵上流工程ではこれらのドキュメントに対するレビューなるものがあるのですが、これが…

スーツな会社でギークになりたい人へ

スーツ界のカリスマ id:gothedistance とトゥギャザーしてきた スーツな会社に勤めていてギークになりたいのに葛藤しているid:int128と昨日トゥギャザーしてきました。スーツな会社やめたらいいのにというのはあまりにも雑なので、スーツな会社でどう立ち位…

ヒョウタンツギな現代システム事情をRESTでぶっとばせ!

昨日休日出勤して3冊に及ぶKINGJIMを斜め読みしてふと思ったことをTwitterにぼやいた。 ものすごーく高いお金をかけて基幹システムを作っても現場で使っているのはExcelで、そのExcelをベースに手で個別システムに打ち込んで基幹にバッチでつないでいる会社…

システムは専門家に任せれば良いのだろうか

情報システムに関しては専門家に任せれば良いという考えを捨てたほうがいいのではないだろうか?だいたい15年ぐらい前になるだろうか。いわゆる「オープン系」の技術が主流になり始め良くも悪くもモノシリックだった実装技術が超スピードで高度に細分化され…

Service Integratorになれる日が来るのだろうか

ZEROBASEさんのBlogに書かれていることが、自分の問題意識とシンクロした。この辺で少し整理しておきたい。 要件定義前提のビジネスモデル Webサービスに「システム開発」の側面があるからといって、業務システムのように「ユーザに聞く」とか「要件定義」と…

SIerに新卒で入社される方へ

Twitter Friendsが新卒でSIerに入られるそうなので、これはSIerの中の暮らしを可能な限り語るしかないと思いついカッとなって書いた。今はネタ切れに困ってる。相当長いので、つまみ食いしてください。 2003年当時の状況を振り返る 私は2003年に今の会社(SIe…

レビュワーは現場DE☆騎士

PMOっていうのが最近どのSIerにもあったりする。大きい所は多分ほとんどあるだろう。Project Management Officeっていう組織体/委員会のことで、第三者の目線でプロジェクトがこの予算・スケジュール・体制でちゃんとカットオーバーできるのかどうかを判断・…

JavaとRubyの間にある、ベルリンの壁

ネタ元はこのあたり。 SIer と Rails とエンタープライズと エンタープライズにおけるRailsの価値とは 弊社の某エロい人がRoRに萌えており「おお、なんて生産性が高いんだ。もうWebアプリなんて全部これでいいじゃないか。」とか本気で思ってそうなので萎え…

IPAフォーラム2007の件

こんなに美味しいネタをPOSTしてくれてありがとうございます。@ITさん。 ネタ元 IT業界不人気の理由は? 現役学生が語るそのネガティブイメージ IT業界を不人気にした重鎮たちの大罪 IPAフォーラム2007で討論してきた IT業界のネガティブイメージ 日本語を…

維持管理なんてやめちまえ

はてなやライブドアのようなIT業界の話ではなくSI業界における運用の断片的なお話です。最近ちょっと運用系の方々とお話しする機会があって、色々思うことがあったのでメモっておく。ちょっと飛躍しているけどそこはご勘弁。SIerとしては開発ポッキリで終わ…

技術的老化というSIerの持病

トラバについての補足 先日の記事へのトラバありがとうございます。ブクマコメントじゃ長すぎなので、補足。本題についてはその次に書いてあるので、ご興味のない方は読み飛ばし願いますm(_ _)mid:mkusunokさんのご指摘にあるような労働流動性の硬直化という…

SIerという奇形児と、SIという珠玉の仕事

先日のエントリーがアツいことになっており、初のホッテントリ入りに若干興奮している今日この頃です。同じような問題意識を持っておられる方が多くいらっしゃることがわかり、改めて書いてよかったなぁと思っています。話の流れは相当グダグダなのですがあ…

アメリカにはSIerなんて存在しない

知人のmark-wadaさんのBlogからTB。 親子丼的ビジネス奮闘記(4) IT業界構造 SIerなんてものは無い 米国と日本との大きな違いは、米国の企業は基本的に内製なのだ。すなわち、社内のIT部門に開発エンジニアを抱え、そこでシステムの開発から運用を行なう。…

プロダクト・アウトの心

先日久しぶりに昔の部の皆さんと飲みました。で、一番刺激になった議論が「プロダクト・アウトは悪なのか」という議論。端的に言うと、営業として、つまり売る立場の人間から見たらそりゃプロダクトありきは悪だよね、と。お客様が望むものにそぐわないと本末…

SQLを学習できるWebサービスを作りました。