このエントリによると、Winnyを規制するとISPは相当儲かるらしい。
そもそもプロバイダを通過する80パーセント以上のトラフィックはP2P、 それもファイル共有によることが、色々な調査から判明している。仮に 帯域管理装置を入れれば、今までの20%のトラフィックしかプロバイダに 流れない事になる! プロバイダは自分のネットワークを作るためにバックボーンと呼ばれる回線を 調達する必要がある。この回線は基本的には他社から借りて、それも帯域 見合いで価格が決まる場合が多い。
ISPのランニングコストは帯域に正比例する、と。
じゃあそこまでわかって何でできなかったのか。
上記エントリは「ユーザーが納得しうる情勢ができなかったから。」と答えている。つまり、いきなりトラフィック制限しますといっても、制限理由に妥当性が無いならば他のISPに乗り換えられてしまうのではという不安が根本にあるんじゃないの、と。
つまりWinnyが社会問題に発展するまでは目の上のたんこぶだったのに、コインの表と裏をひっくり返したようにWinnyがビジネスチャンスになったのか。成程なぁ。
が、今後は動画共有サービスとかが流行ると思われる。そっちの問題の方がISPにとっては頭が痛い問題かも。