TB先のエントリから引用。激しく同意です。
各人が持っている価値創造能力を組み立てて、より大きな価値を 生み出すために使ってこそ、コミュニケーション能力や政治力は すばらしい能力となる。その能力自体が無条件にすばらしいわけ ではないのです。
この文章を読んで溜飲が下がりまくりでした。
私もコミュニケーション能力という言葉がとっても嫌いです。
一語多義的で何を指しているのかわからない上に、コミュニケーション能力という言葉が一人歩きするから。一番の理由が、コミュニケーション能力という言葉の前に思考停止する人が多いから。
1年半ぐらい前、会社でPMと経営陣の座談会みたいのがあってそれに参加した。そこである中年PMが、「やはりプロマネにとって一番重要なのはコミュニケーション能力でありまして・・・、」とか言い出した。
( ゚,_ゝ゚)バカジャネーノ
プロジェクトを通して新たな価値を作り上げ、その価値を認めてもらうこと。それがプロマネの仕事だと思う。基本的にコミュニケーションはそのための触媒だと思う。*1
そもそも能力と名がついている以上、何かを成し遂げることができなければ能力とは言えない。コミュニケーションは能力ではない。TB先のエントリでも冒頭にこう述べられている。
羊が何十匹集まろうと、たった一匹のオオカミに蹴散らされるんです。 自らが価値を持ったオオカミ同士がコミュニケーションし、連係プレーすると、 すばらしいものが生まれるけど、自分自身が価値を持たない羊が何十匹、 何百匹あつまって、何千時間コミュニケーションしたところで、何かを生み出せる わけじゃないんです。 つまり、コミュニケーション自体が価値を生むわけでも何でもないんです。
目指せオオカミ。間違いない。
*1:会話を重ねてそのお客さんのスキル、性格、行動特性などを把握するってのも大事