SOAが描く近未来 エンドユーザからみたメリットはあるのかからTB
アスクルを題材にアスクルが単価マスタAPI公開したら面白いんじゃない?というエントリを書かれています。こんな感じで。
例えば自社システムに対して、アスクルのカタログを見ながら発注伝票を打つと、自動でアスクルに価格を問い合わせ、その価格が張り付いた発注伝票ができあがる。自動でアスクルに発注もするし、自社の発注伝票としてもできあがり、納入された段階で、買掛金として計上してしまう。
こんな感じのことができるわけである。
確かに面白い。Webアプリばっかやってる人間としては心くすぐられる。ここで重要なことは「自動でアスクルに価格を問い合わせ」の部分。OrderListBeanを引数に入れてXMLでシリアライズしちゃってやり取りして、Returnは小計や総計って感じのインターフェイスになりそう。
「APIを公開する」それ自体はもう20年以上前に作られた概念。JavaDocを読んで「あ、これ叩けばいけそうじゃん」っていうのと何ら変わりは無い。プログラミングをやったことがある方なら誰でも知っていること。
それが新しく感じられるのはXMLをHttpでやり取りでき*1、Webサービスというインターフェイスが発達しお互いのネイティブ部分について知らなくてもよくなったからに集約できる、と。
WebサービスはUDDIという統一レポジトリをKeyに様々なサービスを集約して使えるようにしようというポータル化を目論んだビジネスモデルだったが、そんな社会主義的なサービスを誰が喜んで導入するものか、と。UDDIに登録する意味あいがWebサービスという部品化に相性が良いサービスアプローチと合わなかったと思っています。結局UDDIレジストリは今年の1月に閉鎖してしまったのは記憶に新しい。
*1:Firewallを超える事が出来るのがアツイ