tomsawadaさん主催のEnterprise2.0セミナーへ。弊社からは結構な人数が参加していてびっくりでした。聞いてないぞ、みたいなw
今回はIntalio社のCEOであるIsmaelさん(blog)とSales部門のVPであるJaqcさんが来日され、名刺交換してきました。Ismaelさんすげー温厚で優しい顔立ちのお兄ちゃんって感じでした。Jaqcさんはヤリ手の営業マンって感じ。どーでもいいんだけどさw
一番強く感じたのが「標準技術へのこだわり」でした。FreeでOpenでStandardに沿う。これだけは譲れないよ、っていう思いを感じた。プロセス関連のデザインもBPMN,BPEL,BPEL4Peopleだけで構築している。XPDLなんて眼中に無いっすよぐらいの勢い。それは彼らがExecutableであることを強く意識しているが故にBPMN→BPELへの連携、デザインからプロセス実行までのGAPを最小化することが第一なんだろう。
また、非常に面白いことをいっていました。Demand Driven Developmentという考え方です。シークレットなのかなと思ったらIsmaelさんblogに書いてありました。今日は和訳を交えてご紹介はしませんが、次のエントリ辺りで和訳してご紹介します。
簡単に言うとソフトウェア機能のマーケットプレイスみたいなかんじ。ユーザーがこの機能が欲しいと要望をあげるとそれに関わる担当ベンダー各社が見積もりを出す。例えばそれを1000万だとすると、500万をユーザーが負担、250万をパートナーA社、100万をB社、200万をC社がそれぞれ負担して機能拡張をしていくというような話。で、そういう形のプロジェクトがいくつかあって、next quarterでリリース予定の新機能はこのDDDベースで作られたそうです。
なんていうか、オープンソースにしてもこのDDDにしても、アメリカは本当にディスクロージャーが文化として染み込んでいると強く感じる。日本って専有に価値を見出す所がすごく多いのではと思う。Intalioも最初はOSSじゃなかったんだけど、3年ぐらい前にOSSにしたらユーザー数が急増したのでサポートライセンスやDDDのような形で食べていけるようになったのである、みたいな感じの事を言っていた。
うーん、OSSに対する温度差が違うよなぁ。日本と諸外国じゃ。