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松坂を見切るという英断

たまには野球ネタ。

レッドソックスとインディアンズの第7戦。結果としては11-2とレッドソックスの圧勝だが、5回まではどっちに転んでもおかしくないシーソーゲームだった。この日の先発は1億ドル右腕、松坂。味方が3回までに3点援護してくれたのはよかったが、5回までに2失点。非常に微妙である。四死球も多くなくヒットの本数もまぁこんなもんかというレベルなのだが、松坂の最近の集中放火っぷりに監督が英断を下す。

松坂を5回で降板させるという英断。

これだ。

野球の監督業務で最も難しいといわれているのが、1点差のピッチャー起用。松坂はエースなわけで。普通はなかなかエースを見切れないものだが、レッドソックスの監督の決断は早かった。

ここで松坂を見切って岡島にスイッチしたから、6回以降レッドソックス有利の展開になった。そして岡島がピンチになると続投せず、右の速球派にスイッチ。岡島のようなカーブ・チェンジアップで打たせてとるタイプから一気に方向転換。この継投策は見事としかいいようがない。変化球でなんやで討ち取るよりも、やはりストレートでぐいぐい三振を取ったりするほうがチームに勢いが生まれるのも確か。で、その後堰を切ったようにレッドソックスが襲い掛かりインディアンズは轟沈したわけです。

今年は2001年の日本シリーズのようなシリーズになる気がする。 「奇跡の近鉄 VS 野村IDヤクルト」の構図に似ている。今年のロッキーズは異様だった。メジャーでも「何かが違う」チームは必ず存在するが、そのままワールドシリーズまでもっていけるものなのか。

2001年日本シリーズでは、近鉄はヤクルトの前に主軸を抑えられ敗退したが、果たして海の向こうではどうなることやら。楽しみです。

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