すべての始まりは、この10年泥。今となっては懐かしい。
それに対してひがさんが無茶ぶりを決めた。すばらしい提案だなぁと思った。
僕が知っているのは、実はここまでだった。このイベントが始まる前まで、僕は誰一人技術評論社の方とコネクションを持っていなかった。id:shot6が僕に話を持ってきてくれて、もし技術評論社さんが受け入れてくれるならそれにのっかろう、そうでなければ197XsのMLやWikiで皆さんのご意見を聞いて僕らだけでこじんまりとやってみようか、と思っていました。
というわけで様子を見ていたら技術評論社様がスポンサーまでつけてくださり、IT業界の無料イベントの中では最大級のイベントに発展し、第2部のパネラーとして招いて頂いた。僕が僕のいる環境の中で体で感じている「リアル」をお話したいと思っています。
僕はプログラムを書けるようになってみたいというノリだけでSIerに入社した。一通りの仕事を覚え、昨年ぐらいからネット上でSIerについての議論をなされているのを知り、ネット上で業界の中にいる方々が失望感と怒りの入り混じったような声に触れてきた。自分自身もそういったエントリをいくつも書いている。スーツにはスーツの道があるをはじめとした人気エントリーに入っているいくつかのエントリは、僕自身が感じている閉塞感以外何者でもありません。
もしIT業界が本質的に間違っているのであれば、それは誰かが問題提起をしていかなければならない。隠された問題を見つけ、それを浮き彫りにしていくことが絶対に必要だと思う。見えないものは、決してわからない。今が楽しくないのなら、楽しくない理由が絶対存在します。そして1歩でも動かなければ、決して道は開けない。
自分が置かれている環境に失望と怒りを覚えているのなら、それを打破するのには2つしか選択肢が無い。自分のやっていることを変えるか、自分の環境を変えるか。2つに1つ。うまくいえないけど気になっていること、形にはなっていないけれど志していること。このイベントがそういった個々人の「内なる声」を導けるようなものになればすごく有意義だと思うし、その一助として様々なバックグラウンドを持った方々がキャスティングされていると僕は思います。
このイベントをきっかけに色んな議論が喚起されることを願っています。また、会場にいらした方同士の間でもいい出会いがあればなぁと思います。
それでは、また明日お会いしましょう!
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当日のUstに関する情報はこちらです。cojiさん、いつも本当にありがとうございます。