「独習Python入門――1日でプログラミングに強くなる!」というPythonでプログラミングを学べる入門書を出版します。皆さんご存知の小悪魔女子大生(現在はOL)サーバーエンジニア日記を書かれていた、aicoさんにイラストを頂戴しました。
8月5日、販売開始です。
8月5日、販売開始です。
大切なことでございますので、2回述べさせて頂きました。Amazonで予約受付を開始しています。詳しい目次や電子版の案内等があるので、版元の技評さんのサイトを貼っておきます。
- 作者: 湯本堅隆
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2016/08/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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本書を執筆したきっかけ
身内にプログラミングを教えてほしいと頼まれて、適当に入門書を買って読み合わせながらやっていたのですが、どうもうまく説明できませんでした。そのギャップを埋めるように補足資料を作っていたら段々面白くなっちゃって、結構な分量に。「ここまで来たら本にしたい」という欲が出たので、技評さんに持ち込んだら会議に通して頂いて書籍にすることができた、という経緯です。
本書の執筆で特に気をつけたこと
本書を書くにあたっては様々なプログラミングの入門書に目を通し、何人かのプログラミング未経験者にレビューを頂きました。また、実際にドラフト原稿でプログラミングを教えて実践形式でレビューを行っています。
スクリーンショットを細かく取る
サンプルプログラムを書籍に記載して「はい、実行してください」の一文で終わってしまうと、そこで脱落される方が相当おられるようです。その為、サンプルプログラムを実行する手順で迷わないことを最重要課題におき、スクリーンショットを細かく取っています。
本を1日で読み上げる人はそんなにいません。1章だけ読んで2章を読むのが2週間ぶり、なんてこともあるはずです。ブランクがあろうが書いてあるプログラムは確実に実行できないとまずいので、プログラムを実行する箇所には全てスクリーンショットを入れました。
また、初学者の最大の難関である「動かない理由が、エラーメッセージから判断ができない問題」についても細かく説明を入れています。
なぞるだけの本にしない
手順に沿ってやれば本に書いてある通りに出来たけど、用語や作業内容については説明が足りていないので「出来たけど、出来るようになった気がしない」という事態にはしたくなかった。
結論としては、こまめに練習問題を入れて徐々に高度な事ができるような形にするのが良いだろう、と思いまして、そういう形式にしました。
解説にメリハリをつける
メリハリとは、考えなくちゃいけない所とそうでない所を明確にしていることを意味します。「じっくり考えてほしい」と「そういうもんなんで頭の片隅に置いといて」というニュアンスを、可能な限りきっちり分けています。考えてもしょうがない所で悩み始めるとドツボにはまりますから、それを防ぐ狙いです。
最低限必要な文法を知って勉強して頂き、コードで書かれている内容をひとつのストーリーとして言葉で説明できないと、自分のやりたいことをプログラムに落とせません。場数がモノを言う所ですが、自分のやりたいことをプログラムで表現するのがプログラミングなので、表現するための手法や考え方をイメージできるよう腐心しています。