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GoTheDistance

クオリティスタートという会社をやっている人のブログです。中小企業の顧問エンジニアをやっています。

出来ない人のレベルに合わせてはいけない

あるあるネタだと思いますが、組織がより優れたパフォーマンスを出す為にやっちゃいけないことが「出来る人とできない人がいた場合、出来ない人のためにレベルを下げること」です。

優れた解決策を持ってる人に合わせよう

簡単にいえば「↑」のようなことです。非エンジニアの方にはわかりにくい例ですが、Excelをファイル名+日付+バージョン名で複製して管理するのはとても大変ですよね。そんなことをしなくても良いツールがあるんです。それを使える人がいるのであれば、皆がそれを最低限使えるように努力すれば良い。できる人のレベルまでたどり着けではなく、できる人の邪魔をしないレベルまで下駄を履かせることにすごく意味があります。

昔、なんかの記事でExcelで手計算しているシートをマクロか計算式を組んで簡単にしたら怒られたみたいな話を読みました。ソースはごめんなさい、忘れました。が、Excelというツールを高いレベルで使いこなせる人が皆さんが苦労しないように「ひとつ上」のステージに上がれるよう腐心したのが怒られる理由が、ちょっとわかりませんでした。

出来ないひとに迎合した場合は、ずっと「ファイル名+日付+バージョン名」で差分管理をすることになる。Excelの手計算を続けなくてはならない。やらなくても良い作業をやらねばならず、何も生み出していない作業に時間が食われる。「みんなで頑張ってます」といえば聞こえはいいのでしょうが、出来る人はできない人の為に足を引っ張られて、ひとつ上のステージに行けるチャンスを逸している。恐ろしい話。

出来ない人に合わせていたら、誰も幸せになりません。できる人の邪魔をしないこと、阻害をしないことが、翻ってみんなの為になる。ExcelマクロでもGitでも同じことで、そのような優れた解決策があれば、出来ない人でも有る一定の質の成果が出る状況を作ってくれるので、会社を経営する立場からすればこれほどありがたいことは無い。

頑張ってもしょうがないこともある

僕、頑張るって言葉あまり好きじゃないです。努力するしか無いわけですけど、優れた解決策に迎合する努力をしないで、ただ目の前のことを頑張っているというのは、全員が不幸になる恐れがあります。ボトルネックを解消せず、ボトルネックをそのままにしておいて皆で頑張りましょう的な考え方は、大変危険です。誰も幸せになりませんから。頑張らなくても良いことに全力で努力しても...ねぇ。僕はエンジニアなので、余計にその思いが強くあります。

人の頑張りというボトルネックを解消しよう

ボトルネックが生まれるのは、その作業が自動化(仕組みとして整備されていないという意味で)出来ていないことが多いです。差分管理もそうですし、手集計もそうですよね。優れた解決策を持っている人がいるのに、それを「出来ない人がいるから」という理由で捨てるのだけは、本当にやめて頂きたい。生産性が上がらない→休みたくても休めないような状況に追い込まれる→疲弊する→優秀な人がやめる→生産性が(ry のループに入ったら終わり。

「出来ない人に迎合したら終わり」→「出来る人はあんだけ努力してるのに何なの」という個人の自助努力を批判する方向に行くケースもあって、これが最悪。生産性を上げるのに努力は不要です。そのやり方に従っていれば、誰でも一定の成果が上がることを生産性が向上したと言えるのであって、人が頑張ってパフォーマンスを上げているのは、俯瞰して見るとボトルネックでしかありません。その頑張りに依存しているのだから、大変なリスクです。

人の頑張りというボトルネックをコードで解決するエンジニアを頼って、みんなで休みを取りましょう!マジでそう思います!!