GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

"それ、おかしくね?"をリリースしよう

いい言葉だなと思って。

組織が抱える過度な忖度文化の解消をゴールとした、中長期伴走プログラムです。社内ヒアリングの結果から、定点的なギャルによるメンタリングの実施やギャルを交えたMTGを実施します。 CGOドットコム [CGO.com] 公式サイト | ギャル式ブレストであらゆる組織・人々にギャルマインドを

今年から取り組んでいたネイティブ→Flutterアプリのリプレースのリードが落ち着いたんで、段々と上流の方に登って横串通す立場に片足を突っ込みつつ、他の会社のマネジメントレイヤーにいる人たちと意見交換してるんですが、どこもかしこも"組織が抱える過度な忖度文化"の香りがしてて。

自分の経験に基づいて感じる「なんか、おかしくね?」っていう大切な気づきを、言葉として表現に落としてリリース出来ていないという言葉でいいのかな。

「なんか、おかしくね?」ってすごい大事なサインだけど、その違和感を恐れずに出せる人って、あんまりいないみたい。

違和感を表現するって、難しいことなんだろう。「はい」っていうの簡単。飲み込めば良いから。悪いことに、何も良いことがないけど。自分がうまく飲み込めない違和感をリリースしないと、「そういう考え方もあるんだ」という発見に繋がらないし、色んな考えを元に良いリスクの取り方が覚えられないように思う。うーん、もったいない。

個々は優秀なプレイヤーが集まったとしても全然結果が出ないとしたら、"過剰な忖度"が後ろにあるんじゃないかなぁ。過剰な忖度で推し量ってるのは相手の心情じゃなくて、余計なことをして望まない変化を生み出したくないっていう「事なかれ」なのでは。事が起こらないプロジェクトがあるわけないっしょ〜。

ほんと、つまんない話だよね。

正しいことを正しくやろうって言うと総論賛成だけど、正しいことを正しくやるために大変な思いをしようっていうと、誰もやらないよねw そういう状況ってイケてない状況を作り出したことで落っこちたボールがあってさ、これがまたずしーーんと重いコトが多いのよ。それをさばける地力がないと重さに潰れちゃうから、アサインする立場の人はそういう忖度はしてね。正しい忖度だから。

自分の違和感をぶつけるってどこかしら批判的な言葉になる。ぶつける相手がさ、役職が上とか会社の立場が違うとさ、「やぶ蛇」ってやつが顔を出す。そんなこと言ってもね!(自分が損するだけで)意味が無いよね!っていう。正しいこと言うてもそうならないでしょ、この会社みたいな。ボトムアップで何かを変えてくれるとも思えんわ、的な。誰もが通る道。

でも、おかしいと思ったことはおかしいって言えない職場で働くの、無理じゃないですか? それが言えれば苦労はしないってのもあると思うけど、飲み込んでも苦労するし、吐き出しても苦労するよ。残念なことに。飲み込むにしてもそのままじゃ飲めないから、何かで流し込むとすると、心はざわついたまま。どっちに転んでも何かしらの苦労はあるんだから、恐れずにリリースしたほうが良いって。そしたら、何かしら次が見えるでしょ。終わりの始まりだとしても、新しい何かが始められる。飲み込んだら袋小路。

おかしいものはおかしいし、筋が通らないものをそのまま通しても、つまんない。時限爆弾みたいなもので、ミスであったり何かしらの不都合という形で黒ひげ危機一発でドーン、よ。たまたまナイフを刺す役目に回っちゃったら、ねぇ? 辞めてさ、「ざまあみやがれぇ!」で終わらせたい気持ちもわかるけどさ、その後に入ってグダグダな状況からリードする僕にも忖度してよw

しわ寄せが来るのはあなたのせいじゃないから巻き取る意味は無いかもしれない。残念だけど、どうせ次でも「それ、おかしくね?」と向き合う時は "絶対" 来る。自分のためにも、自分の経験に基づいた考えをキチンとリリースしようよ。つまんないでしょ、そういうのが言い合えないところで働いても。

20代は「なんでやねん!おかしいやろ!ボケカス!」っていう反発心が強かったけど、40代になってから「・・・つまんねぇ話だな〜どんだけだよ〜」という反発心に変わってきたような気がする。

When the world gets in my face I say, "Have a nice day!"

Have A Nice Day!

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