どうも世間には、組織を統合しちゃえば自動的に機能も統合できちゃうYOと思っているマネジメント層がいるようである。そんなことは全くあり得ない話なのに・・・。
こういう組織改変というものは、組織を統合したいんじゃなくてそこの持つ機能を統合したいが故に、結果として組織を統合するはず。逆にバラす時も同じで、この機能は独立で動いた方が会社にとってよろしい、という決断があって新たな部を作ったり廃止したりするわけでしょう。これは間違いない気がする。
機能の統合を成し遂げる為には、仕事のやり方を変えなくてはならない。小さな会社なら経営者が直接目が届くだろうけれど、大企業は隣の島に座っているヤツが何をやっているか分からない世界。なんかオレと同じような仕事してるけど、ぶっちゃけ何やってんの?という人たちがひしめき合っている。
となればですよ、この状況を変えるには恐らく2つの方向性があるのですよ。
- コミュニケーションの質を変える
- 業務プロセスそのものを変える
前者は今で言うとBlog/SNS的な仕組みがいいのかもしれない。タバコ部屋をWebで作る感じ。プロセス変えるには色々パワーがいるけれど、こういうのは入れるのは比較的容易。ちゃんと使ってくれるかは別なんだけど。問題はこういう個人が情報を発信できる形態を好き好む企業はまずいないってことだ。 2ちゃんは全て悪である、というヒト多いよ。旧態依然たる会社には。
本質的な解決を求めるには後者なんだろうけど、モノによっては奇跡の全とっかえになる恐れもあるので、何が問題でどこまでを求めるのかと言う議論をしたら一生終わらない恐れもあって・・・。
組織変更によって現場の士気があがることはまずないので、組織をいじくり回すよりすべきことは他にあるだろってことが言いたいだけなのです。