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ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

箱根駅伝の外国人留学生活用制度は今のままで良い

実家が箱根駅伝のコースにモロかぶるため、幼少の頃は狂ったように旗を振っていました。順天堂大学と東海大学が好きなのですが、今年は厳しそうなので残念です。青を貴重としたチームカラーが単純に好みなのと、東海大の佐藤のファンであることが理由です。今朝方うちのおかんとか親戚とかと箱根駅伝を見ていたのですが、「黒人留学生はえげつないわよ」とご立腹のおかんでありました。

このモデルは、走る能力を活かしてランナーとしてのキャリアを築きたい・お金を稼ぎたい留学生とその能力を活用して大学の宣伝効果・引いては特色作りを目指す大学側の利害が一致しているのが重要なポイント。

最初にこのスキームをやったのは、多分山梨学院大学だと思います。故・オツオリ氏がまだ記憶に残っている。10年ぐらい前なのかな。山梨学院ってそれまでは聞いたこともない大学でしたが、箱根駅伝に留学生は出てはいけないというルールは無いわけなので正当な学籍さえ持っていればOK。別に恥ずかしいことをやっているわけではない。2005年から、外国人留学生は1人だけ起用OKという制限があるようです。高校駅伝でも、最長区間である1区は留学生起用NGという制限があるようです。アメリカだったら「アホか」で終わりそうな議論ですね。

東海大の佐藤選手や東洋大の柏原選手がごぼう抜きするのはOKでダニエルの20人抜きはNGというのはあまりに乱暴です。能力があるんだからごぼう抜きしてしまうのはある意味必然なのですが、なんていうんでしょうか、「カネで能力を買った」的な汚臭がするとでも言いましょうか。マネーゲーム的な。0には出来ないですよね。箱根駅伝って勝ち負けに徹するよりも風物詩的な要素を多分に含んでいるので、余計にそう映ってしまう。

大学関係者からすれば、いきなりレベルの高いランナーがやってきて自分の大学を負かしに来るのは面白くも無いでしょう。僕が高校の頃はちょうど松坂が横浜高校にいた頃で、松坂がケガでもしない限り甲子園出場は無理だなと諦観しておりましたが、それと同じ悲しみがちょっとあります。毎年外国人留学生が目の上のたんこぶになるチームのほうが絶対的に多いので、反感も相当買うと思います。

この問題はバランスが取れていればそれでいいような気がするので、今の制限つきで活用する措置は妥当だと思っています。

同じ学生なんだから制限つけず活用すればいいというのは乱暴。元々どういう意図で作られたのかは知らないし、もしかしたら全部ビジネスなのかもしれないけど、箱根駅伝はアマチュアの学生が戦う大会であって、プロがシノギを削る場所じゃないんです。プロはプロの舞台があります。大学生には大学生の舞台があります。日本国内の陸上人気を背負って立つ大イベントなので、*1勝敗が最優先事項になるのは箱根駅伝の立ち位置にそぐわない。

が、全く門戸が開かれていないのも限界があるので、今の制限付きの形で執り行うのが妥当だと感じています。最もバランスが取れているように思います。

*1:それゆえに燃え尽き症候群が多発しているらしいけど

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