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ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

飲みニケーションは捨てたもんじゃない

どこで拾ってきたんだろうと相変わらず畏怖の念を覚えるまなめはうすで紹介されていた、ページが存在しません | WEB本の雑誌について。

大人や先輩の社会人はとにかく「自分探し」「自己実現」をあまりよくは思っていないのです。むしろ毛嫌いしている程。
 
それは、本当にやりたいことができるのが、社会人として20年くらい経って、人と組織をちゃんと動かせるようになってからだということを、自身の経験から知っているからなのです。学生に人気のある大企業なら、なおさらそうでしょう。

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20年かかるかどうかは置いといて、人や組織を動かせるようにならない限り自分のやりたいことを実現できないのは、全くもってその通りです。「動かす」と「上に立つ」とイコールではないけれど。

横のつながりを否定するわけではありませんが、実際問題社会にあるほとんどの組織は上下関係で成り立っています。横のつながりがいくら広かろうとも、あなたは所属する組織の縦のつながりの中にいます。その意味は真剣に考えた方がいい。そして、あなたが直接コミュニケーションを取る人間は、多くの場合「自分より上の立場で仕事をしている人=上司」です。社員だろうが派遣だろうがバイトだろうが、避けられないですよね。ホウレンソウ、って誰にするんでしたっけ?部下ですか?お客様ですか?

自分のやりたいことをやるためには、多かれ少なかれリスクを取らないと出来ません。リスクをヘッジするのは誰でしょうか?あなたですか?いやいや、会社に所属している以上は上司じゃないですか、と。

わかりますよ、なんでこんな上司にあたってしまったのだ、というお気持ちは。人間にとって「なんでこれが選べないんだろう」と思う存在は大きく2つあります。1つは両親、もう1つは上司です。誰もがぶつかる壁だと思います。なんでだといっても、選べないものは選べない。でも、そこで学ばなくちゃ。人生は一本道じゃないんだってことを。飲みニケーションの本質もココだと思います。その道を従属的に選べってことじゃないですよ。違う道があることを知った上で今ある道を歩むのとそうでないのでは、雲泥の差だということだけ。

僕の経験上、上司や先輩とのコミュニケーションが希薄なヒトほど、物事の解釈が一辺倒な傾向が強かった。悪く言えば「あいつはわかってない」症候群とでも言いましょうか。僕はこの「わかっていないよな〜」という感覚は大嫌いです。わかるわけないじゃないですか、あなたが説明できていないんだから。わかってくれているはずが通じるのは、家族ぐらいなものです。だから、ホウレンソウはマメにしないと。上の人を自分の味方につけなきゃ。敵対したら百害あって一利無いよ。能力が100あっても環境がマイナスだったら結局発揮できる能力は10ぐらいになるのは、「野茂やイチロー」と「仰木監督」の関係を考えれば明白なことです。

 少し社会人を経験し、もっと軽くこまじめに会社(社会)の仕組みを理解したうえで、そのなかをうまく泳いでいこうと考えてはどうでしょう。そのためにはまず、「会社組織のなかで会社員として働くこと」を正しく理解することが必要なのです。

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まなめはうすのコメントにもありましたが、「うまく泳いでいく」のほとんどは、赤字で引用した箇所だと思う。

どんなに能力があったとしても、上から引っ張ってもらえなければ、なかなか才能は開花させられない。これは人生の真理だ。才能の花を咲かすには、その才能を発揮する戦場が必要であり、その戦場を用意してくれる人間が必要なんだ。実力さえあれば誰に媚を売らずとも、必ず評価されると単純に考えるのは、俺に言わせれば傲慢だ。

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ね、飲みニケーションも捨てたモンじゃないでしょう?

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