武士の情けで社名は伏せておきますが、私の知っている東京にある設立後わずか数年で技術者数数百人規模にまで急成長したあるソフトハウスなどは、はっきりいってソフトハウスとは名ばかりの人身売買業、悪く言えば現代版「奴隷商人」として、技術者を売りまくって暴利を得、それを原資に新たに求人して雪だるま式に技術者をかき集めているのです。
「アウトソーシング事業部」とか名前だけはかっこいい耳障りの良い横文字ですが、その実態はあらゆる手段で人材をかき集めては社員教育もそこそこに顧客の現場に派遣しまくる、クレームがあって返された技術者は他の現場にすぐ送り出す、会社としての技術力を蓄えるのは二の次で、技術者を奴隷のようにこき使うだけこき使い、売上を伸ばすことだけを至上命題としている集団なのです。
こうなるとどこの会社探してみたくなるのが人情と言うもの。
多分こんな会社
- 設立後数年
- 技術者数百人
- IT技術者派遣業を製品サービスとして記載している
- アウトソーシング事業部なるものがある
- アウトソーシング以外は儲かってる雰囲気が無い
- 会社の雰囲気が下品
ぐぐってみた
アウトソーシング事業部でGoogle先生に聞くと、1ページ目に「こ、これか・・・。」と思う上記の条件にジャストフィットする会社が見つかりました。会社のWEBサイトも「オレたち成り上がり!成功者カモン!」と言った雰囲気のゴキブリホイホイのような臭いが漂っていた。
急成長によい事なし
会社が急成長するってよい事であるように思われているんですが、決してそんなことは無いです。急成長と内部崩壊は正比例の関係にあります。何故かといえば、会社の成長速度が社員の成長速度を上回ってしまうことで様々なひずみを垂れ流したまま進んでしまうからです。
人間の体でもっとも急速に成長するのは、癌細胞だと言われています。組織についても同じことが言えるはずです。