GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

プログラミングだけできればいい、なんてことは無いさ。

なんで管理について書きたいのか

動機です。

単純に「プログラミングだけできればいい」「SIする人は要件定義だけやれ」という声を聞くと切ないからです。

ただし、わたしは個人的に、開発というお仕事においてプログラミング技術が何を差し置いても最重要だと思っていますから、その軸は絶対にぶれない、ということを念押ししてから始めたいと思います。

ひとりにはなりきれない空を見あげる

これも昔思ったことなので、取りとめも無く書いておきたいと思います。

技術リテラシーが死んでいる人間が立ち上げた or 回しているプロジェクトは高い確率で砂上の楼閣のように崩れ落ちていく。だからプログラミング技術に代表される技術リテラシーは必要不可欠。だけど、全員が全員その道を突っ走ると今度はビジネスにならない。取ってきたシーズをプロジェクト化できない。僕は後者が出来ない自分でありたくないという思いから、スーツ的な何かを2年ぐらい前に書き続けてきた。ボトルネックになるのはプログラマよりプロマネやディレクターサイドのほうが多いわけで。どんなに優れたメンバーを集めてもそれを編成・指揮する監督が駄目だと全てダメというのと同じ。

でもって、どこを向いても色々とチクチク刺される割にあんまり報われない。損な役回りでございます。

僕がSIにいた時にとある方が仰った、忘れられない言葉があります。プログラマも管理もどっちもやられた方が、ヘルプでプログラマとして入った時にぼそっと仰いました。

プログラマは気楽でいいよ。お客さんの前に立たないで良いし言われた仕事をすればいいんだから。」

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こういう管理系のお話は、実際に同じ境遇に立ってみなくちゃ感じられないことがとても多いと思う。技術の話はコードが鼓動を刻むけど、管理の話は体験が鼓動を刻むから、生々しくというか「ホントこの人たち内部で苦労しているんだな」っていう温度感が感じられない。なので、「だから結局管理って何をするの?」という話になりやすいし、詳しく語ろうとすると固有の事情に突っ込みやすくなり内部リーク的な恐れも出てくるので抽象的に語るのは結構難しいのです。

実際に立場関係をただ悪い方向に活用している政治的力学に相乗りしたり、管理者の仕事に対する認識の違いや温度差は色々あると思うけれど、ゆりぽのエントリからは「わたしがかかわっている以上そういうことはしたくない。正しく仕事をしていきたい。」という思いがにじみ出ているので、すげぇなと思いました。また、とてもよくまとまっているので一読をオススメします。色んな不確定要素を色んなアプローチから固めて結実させていく感覚が伝わると思います。

自分のやりたいことを通したいって人は多いけど、自分のやりたいことを通すためには他人があんまりやりたくないようなリスクを取らなくてはならないことが多いし、自分のやりたいことを通すためには他人の自分に対する評価を上げなくてはならなくて、結局それは「プログラミングだけできればいい」という考えでは壁にぶつかると思う。

だから、敢えて言う。

プログラミングだけできればいい、なんてことは無いさ。