GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

Ommwriter&Rainymoodで最強の文章作成環境を作る

ブログを書いたり原稿を書いたりするとき、みなさんはどんな環境で文章を作成していますか?

私は今までテキストエディタを開いてパタパタ書いていたのですが、テキストエディタですとブラウザやTwitterクライアントのほうについうっかり視線が移ってしまい、ちょっと書いては休む、ちょっと書いては・・・という。外音をシャットアウトできるような「フロー状態」に持って行くのは難しい状態でした。

「原稿」だけに集中できるPC環境をどう作るのか悩んでいたところ、Facebookで「Ommwriter」というエディタを知りました。文章作成に特化している考え込まれたエディタです。WindowsでもMacでも利用できます。このエディタに変えてから生産性が倍以上になりました(当社比)

これがスクリーンショットです。正方形でくくられた部分がエディタ領域です。それに向かってひたすらタイプし続ける。それだけ。

このエディタの良さは言葉では説明しにくいのですが、なにしろリラックスして集中できます。画面に広がる幻想的な雰囲気&BGM&タイプ音が脳内の何かのスイッチを押すようで、一気にフロー状態に持って行ってくれます。タイプ音がキーストロークのリズムを作ってくれている感じがします。それが大きなメリットです。

僕の周りでも非常に好評ですので、原稿を書いたり文章を書くことが多い方は是非ダウンロードして使ってみて欲しいなぁと思います。ただ、機能面で見るとかなりシンプルなテキストエディタのため自動保存などありませんので、こまめに保存されるコトをオススメします。

http://www.ommwriter.com/

ダウンロードするには左上の青白い○(Try the new versionと書いてある)をクリックし、画面上の「MAC」「PC」「iPad」からお好きなプラットフォームを選択して下さい。メールアドレスの登録のみ必要です。

あわせて、僕がよく利用している作業用BGM「RainyMood」をご紹介します。

Rainy Mood(音が鳴ります!注意!)

このサイトはひたすら雨音が流れるだけなのですが、雨音ってすごくリラックスできます。雨音に合わせまして呼吸を整えつつ文章を書くと結構はかどります。文章作成作業って結構だるく、コードを書いているより集中力が途切れやすいものなのですが、このrainymoodを使うようになってから文章作成作業が早くなったように感じます。

MP3だけ提供しているサイトもありますので、併せてリンクはっておきますね。

rainymood rainy mood - MP3 Download, Play, Listen Songs - 4shared - Abdullah Al-Ghamdi

Ommwriterは無料版と有料版がありますが、BGMや壁紙の数などが増えるという違いがあるだけのようで、基本機能は無料版と大差がないようです。こちらが参考になります。

有料版を購入。OmmWriterを再度レビュー。 パワーリンゴ/ウェブリブログ

みなさまも是非ご検討下さい!

IPAのアジャイル開発WG実証実験が最高に上から目線な件

この団体の役人体質は特筆すべきモノがあります。いや、感動的ですらある。

「アジャイル開発向け契約モデル」実証実験参加企業の募集

おかしいと思って読み違えないように何度か読んだんです。
でも、僕の理解が間違っていなければこういうことを言っています。

  1. 平成22年度に非ウオーターフォール型開発WG報告書を作ったよ。
  2. コンセプトは固まったから、実際にフィールドワークをやりたいと思うんだ。
  3. というわけで、僕らのモデルを理解してフィールドワークに参加してくれる企業を一般公募するよ。ユーザー企業がいいな、やっぱ。ベンダーじゃ説得力に欠けるしね。ユーザーにメリットがあることを実証したいからさ。
  4. プロジェクトの契約方針・進め方は僕らIPAモデルに準拠して貰う。プロジェクト開始後のことは知らんよ。ベンダーは望めば紹介するけどコイツらがコケても知らないし、プロジェクトの成否は責任とれないし、もちろんカネはびた一文払わないよ。
  5. アジャイルがわかってるユーザー企業にとっては、そーゆーベンダーを探す手間が省けるし知見もできるから、メリットあると思うんだ。さぁ、応募してくれよ!

参加するデメリットの方がメリットより圧倒的に大きいッ! IPAから1円も貰えないのに、IPAの正しさを実証する生け贄になりなさいと言っているッ!利権のかけらもないッ!さすがIPA!おれたちにできないことを平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれるゥ!

このスキームだと「IPA/SECの非ウォーターフォールWGの委員が所属する企業」に多少メリットがあるぐらい。仕事回してくれる可能性があるという意味で。仮にIPAに予算が無いとしても、実にカッコイイ提案です。ユーザー企業に対して全くリーチ出来ない&面倒な部分が一気に省けるからの公募なんでしょうけど、実験したいって言ってる人が全く実験内容に関わらないのは・・・。「生で食えるって業者が言ってる肉を出したんだからオレのせいじゃねぇよ」という焼肉屋と良い勝負じゃないのこれー。

単純に考えればIPAが「IPA/SECの非ウォーターフォールWGの委員が所属する企業」にカネ出して発注すればいいじゃん。リスク負わずにリターンは得られないよ。実験できないなら、事例かき集めて取材して、非ウォーターフォールWGが提唱するモデルとの整合性・妥当性を論じるしかない気もする。

いやぁ面白いなぁ、この団体。

SQLを学習できるWebサービスを作りました。