趣味なんでしょ?
「ヘッポコくんは、趣味のプログラミングを仕事にしちゃったようなもんだよね。どう? 結構仕事と趣味って違うでしょ?」
こう言われる度にいつも思うのだが、なんでこういう言葉が出てくるんだろうか?
奇しくも、私も弊社で同様の事を言われたことが結構あります。やっている本人は趣味と言うわけではなく、プロとして腕を磨いているだけに過ぎないのだが…。プロとしてカネを貰っている以上、半端な仕事はできぬ。
どうして「趣味」に映ってしまうのだろうか、と考えてみた。
「何でこいつはこんなにひたすらプログラミングを頑張ってるんだ?」って気持ちがあるとする。既に一生かけても追いつき難い技術力の開きがあると仮定すると、「趣味」って言葉をスケープゴートにして己のレベルの低さを正当化しているという説が1つ。
趣味なんでしょて言葉の背景には、その人間にとってプログラミングは「微々たる物」にしか映っていないのではないか、と。微々たる物ではなかったら、できる人間とその分野でコミュニケートできることが相当嬉しいはずなので、一切「趣味なんでしょ?」なんて言葉は出てこないと思っている。
それともシンプルに「あいつホント楽しそうだな。好きなんだな〜。」ということか。
しかし腹が立つのは、この「趣味なんでしょ?」層が管理者となっている億単位の案件が、あまりにも愚か過ぎる技術的理由によってトラブルになり、会社全体の原資が下がることによって、賞与の一律化が加速することだ!