多分ミュージシャンの64%ぐらいはそうだと思うんですけど、みんな凝り性なんですよね。それも病的な。私も変態だったかもしれないと思う。
「むっはー、このコード進行エロスwww 100万回引いた」
「うっはー、何なのベースライン。マジで萌えた。」
「ここでシンコペして裏打ちするのがグルーヴだZE!」
「ハーフチューニングじゃなかったら負けだと思ってる。」
「チューナーでチョーキングの音程を取ってみるテスト」
「違うんだよ、もっとこうファズな感じっていうの?」
「ここでE♭に逝くのが渋いんじゃないか!」
「セッションやろうよ。神が舞い降りるまでやろうよw」
「メタリカとアイアンメイデンを足して2で割った感じで」
この辺のトークは適当なので、内容についてのご指摘はご遠慮くださいますよう重ね重ねお願い申し上げます。
まぁこんなコトをやっているわけですよ。これ、SE同士のテクニカルトークと何ら変わりないでしょ?
何を言っているのか本人たちしか分からなくて、
しかも目に見える何かがあるわけじゃなくて、
音楽と言う共通言語のなかで、
みんながみんなのこだわりを発揮することで切磋琢磨する。
このプロセスはソフトウェア開発にそっくりですよ。私は誰もIT業界に入らないような学科を卒業したんですけど、そんな自分がこの業界に入ったのはこの類似性があったから。創造性も求められるし。
システム開発、というかプログラミングのもう1つの特徴として、自分が考えて編み出した結果が秒速で返ってくることがあげられる。最初の「Hello World」プログラムを書いて「出来たー」と感動するヤツとしないヤツがいる。感動しないヤツはとっとと別の仕事を探した方がよかろう。少なくとも自分は気持ちよかった。実行して意図した結果が秒速で返ってくると面白く感じました。
IT技術はセンスひとつで、世界を変えることが出来ます。
コレを否定することはGoogleの存在を否定するのと同じです。Googleの編み出したITインフラが、世界を変えたんだから。もっともっと、世界を変えてくれるIT技術はこれからも出てきます。本当の大変化はこれから始まると、私もそう思います。