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ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

ShowNet 2009のプレスツアーに参加してきた

Geekなぺーじ:[インターネット技術メモ]のあきみちさんにご招待頂き、ShowNet | Interop Tokyo 2009のプレスツアーへ行って来ました。

僕は基本的にアプリケーションプロトコルしか知らない人で、レイヤ3以下はLANならちょっとぐらいはわかるけどWANになるとアナタハナニヲイッテルンデスカー状態になってしまう可哀相な子です。このShowNetは通信業界の方々の一大イベントで、普段自分たちが使っている「インターネットそのもの」がどのような方向性に進んでいくのか、何を今後のためにやっていこうとしているのか、そういうのを体験できる所でした。

今年のShowNetでは特に、「IPv4枯渇/IPv6への移行」、「ネットワーク仮想化のあり方」、「ネットワークの可視化のあり方」、「クラウドコンピューティング」といったテーマにフィーチャーし、差し迫っている問題への具体的な答えと、ネットワークの世界において旬とも言えるキーワードの『実体』を、リアルなデモンストレーションを通じてお見せします。

Interop Tokyo 2013

個人的に関心を惹かれたのが「IPv4枯渇対応」と「仮想化」の2つでした。

IPv4は2011年ごろに枯渇すると言われているそうです。5年ぐらい前から枯渇するぞ枯渇するぞと言われてきて、VistaだとネイティブでIPv6がわかったりするわけですが、ぐぐってみると「IPv6 削除」あたりがサジェストされるあたりまだまだ認知度や普及度は低いようです・・・。

僕個人としてはIPv6になるとデバイス単位でIP通信ができるようになるんじゃないかなーと思っており、いわゆるユビキタスコンピューティングのインフラはそういうところから始まるのかもと思っております。カーナビと携帯とどっかのガソリンスタンドのポイントが有機的に絡み合って、残り10リットルを切るとアラーとを上げてくれるとか、そんなイメージ。

面白いなぁというかなるほどそりゃそうかもって思ったのがGeekなぺーじ:Interop Tokyo 2009 ShowNetの構成で紹介されている「Large Scale NAT」という技術。NATは家庭内LANとかでプライベートIPとグローバルIPを変換して必要なグローバルIPアドレスを節約する技術ですが、それをISP単位でやってしまえというもの。どこが最終的にグローバルIP取るんだろうとかグローバルIPじゃなきゃイヤだという人はどうなるんだろうと思ったわけですが、確かに最もIP使うのはISPなのでそこのグローバルIP空間を極力減らせたらそれにこしたことはないなぁと。単純明快で面白い試みだと思いました。

そのあたりの疑問はGeekなぺーじ:大手ISPがNATしたプライベートIPアドレスを配り始める日であきみちさんが言及されていらっしゃいます。

仮想化というのはサーバではなくて、ネットワークを仮想化することです。VMWareみたいに「Win2003Sever + IIS」と「Ubuntu + LAMP」という構成がインスタンスとなって管理できるように「192.168.0.0/24で10GBps」や「全部固定IPでIP-VPN」という感じで(すいませんこの辺の例は適当です・・)、自分たちがその時欲しいネットワーク構成を仮想化して提供することができるというサービスです。今時はルーターの仮想化もできる時代になっています。

僕がネットワークで仮想化といわれると、複数の物理アドレスを1つの論理アドレスにする(ロードバランサ等で使われる技術)ことぐらいしか思いつかないのですが、1つのルーターで複数のネットワークを管理できたり、SSL-VPNを仮想化できたりすることができます。そうなるとアプリケーションからネットワークやスイッチまで全てを仮想化で提供できるようになるので、より一層クラウドの流れに拍車がかかる。オフィス環境まるごとセットみたいなのが限りなく低コストで提供できるのかもしれない。そういう印象を持ちました。

余談ですがプロトコルって面白いものです。OSI参照モデルでは7層に分かれていますが、各々のレイヤーで流れてくるデータに制御をつけるだけでカプセル化されて別物として認識されるんですね。VPNもこの原理を応用しています。もしかしたら「オレオレプロトコル」の開発はそんなに難しくは無いのかもしれません。

第6回 OSI参照モデルとカプセル化

レポートを書くのがすっかり遅くなってしまいました>< 当日ご案内してくれた方々、およびご招待くださったあきみちさんにこの場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました!