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ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

不良社会人による不純な就活Tips

続編ktkr

私もそうなんだけど、ホッテントリに入ったエントリの続編はテンションががた落ちして論調が丸くなってしまう傾向がある。その点デフォルトがホッテントリの方々はすごいなと思う。まぁそれはいいんだけど、この続編の主張を一言で言ってしまえばココに集約されると思われる。

自分の就職活動のゴールを、狭く置かないこと。マクロな視点で考えること。
就職することの、人生における位置づけ、意味を考えること。

これがid:yo4ma3さんが一貫して主張されていることだと思います。

志望動機・自己PR・業界分析というのは転職においても重要な要素だしこれが就職におけるMECEな要素なんだけど*1、新卒の就職活動においては志望動機と自己PRで8割、もしかしたら9割かもしれない。でね、就職活動でグループディスカッションとか面接でうまくいかなくて凹むじゃん。業界分析なんてある程度のところまでしかいけないので、最終的には志望動機や自己PRから自己分析の甘さ、自分の人生の薄さなんかに理由を求めようとする。それ自体は問題ないんだけど、その求め方がよろしくないことがある。どんどん自分のダメな所を出してそれを浄化しようとする。自分を絶対的に純粋な人間にしていこうとする。

これが一番よろしくないと思うのです。

そういう風になってしまうと他人の不純な所ばかり目に付くようになり、だんだん他人を許せなくなり余裕が無くなるんじゃないかな、と。

大学って所は自己啓発セミナーみたいなのが結構さかんにやっていて、その標的にとなりうるのが就職活動で失敗してセルフDISがとまらない人たちだと思う。オレがそういうセミナー側の人間だったら狙いに行くもん。今のオレなら楽勝だと思うわw 速攻落とせそう。大上段から「人生の目的を広く捉えて、あなたがなぜ就職するかの意味を考えなさい」というのは良心的で真面目で善良な考えなんだけど、往々にしてメルヘンすぐる時がある。自分のだらしない所っていうか、不純な所っていうのかな、そんなのあって当たり前なんだよね。それを人生における位置づけみたいな絶対的に正しく善良な考え方を持ってくると、思考停止に陥るのが怖い。動機があまりにピュアだと続かないよ。

なので、もっと適当かつ確実に「自分のやりたくない事」っていうことをベースに考えた方が地に足が付いていいんじゃねってことで前述のエントリになったわけです。そこを積み上げていって、ゴルフの言葉を借りると「刻んで」攻めて行くってのがいいと思うのです。トップダウンから一気に落とし込むのは、400ヤードを一気にドライバーで打つようなもんです。イーグルは取れるかもしれない。でも、パーで充分でしょって思う。だったらティーショットは肩の力を抜いて150ヤードにして、3オンでパーセーブを考えた方がいいんじゃないの、と。そうすればドライバーでも打てるようになると思うし、そういう局面を効果的に切り抜けられると思う。

「動機はできるだけ不純なほうが、持続する。 不純な動機は、 やがて純粋な動機に変わる。」

中谷彰宏の名言をもってこのエントリを締めます。

*1:おお、このフレームワーク使えるじゃんwww

SQLを学習できるWebサービスを作りました。