GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

好きだから続けられるワケじゃないよ

業務以外でも自分の技術的能力を高めようとすることに対して、そのモチベーションはどっから来るんだろうと不思議に思う人がいっぱいいるというお話。

僕も昔こんなことを言われて、なんでだろって思った。

多くの人は自分の時間を削って頑張っていることに対して不思議に思うようなんですね。どうしてこの人は、がんばっているのだろうと。別に業務上必要ないことなのにって。で、やっぱり「好き」だからできるのだろう⇒趣味でやっているんだろう、ということになるらしい。

違うんだよねぇ、それ。物事は好きだから続けられるものじゃないんだよ。簡単に言えば、習慣なんだと思う。溶け込むことができているか、って所だと思う。

僕はクルマが好きで麻雀が好きだけど、それに対して努力してもっともっと上のレベルを目指そうなんて思わない。たまーに思ってはうーんやっぱ楽しいなー、でおしまい。全然続かない。でも仕事やブログに対しては、継続して頑張ろうと思えるし続けていられる。文章を書くのは好きだし仕事は好きだけど、こうやって文章を書いている時は「好き」を既に超えて別の次元に入っている。

仕事の場合は「やるしかない」と割り切れた人が業務の枠を超えて自分の能力を高めようとする傾向が強いと感じる。ゼロから自分の「1」を作ったことがある人は、どんどん好きを超えて先へ進んでいける。その「1」が成長を実感し自信になるので、「ココで止まりたくは無い、またあの成長を感じたい」と思えるから。「こんなはずじゃないんだけど」って言うのはみんな抱えるものだけど、そこでどっぷり浸かる覚悟がある人はとても少ない。怖いしね・・・。僕は自分がやるしかない状況に追い込まれて、色んなことをたくさん知った。ありがたかったなぁ。自分がグーンと伸びるのを感じるのは何よりも面白いことだと思う。

自分がアウトプットしているものに対して正直でありたい、陳腐化させたくない、より優れたものを作りたい、っていう思いにウソをつきたくなかったり、生きるために腕を磨かなければならなかったり、どういう入り方にせよ「好き/嫌い」の二元論を超えた所で努力している人は、「向こう側」に行きたいんじゃないかな。「誰々みたいにこういうことができるようになりたい」とか「これができたらシビれるな〜」とか「これをこうしたらもっといいなー」とか、そういう思いがどこかにあるんだと思う。

なんにせよ僕にとってブログを書くのは習慣だし、最近は「やらないとできない」という仕事をするのが習慣になってきてしまっている。「できるからやる」ではその次が見えてこない。そんなのつまんない。今の僕に必要なのはたくさんのドアをノックすることなので、やったことがないことにどんどんトライしたい。

Nothing Venture,Nothing Have.

できないことをできるようになるのが楽しいし、楽に開けられる未来へのドアなんてどこにもないし、ラクしたら倦怠感しか手に入らない。No Pain,No Gain.既に出来ることを自分の能力をすり減らしてもう1回やった所で、筋肉がしぼんでいくように能力もしぼんでいくように思う。そっちのほうが僕に人生の選択の自由がなくなってくるから、イヤだなぁ。

成果を挙げるのは才能ではなく、習慣である。

ドラッカーの言葉を結びに変えて。