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GoTheDistance

ござ先輩と言われています。(株) クオリティスタートという会社をやっています。

SIの未来は、技術力を武器にSIを行うことで見えてくる

小野さんが、SIの未来についてブログを書かれていました。今後の取組にも期待しております!

小野和俊のブログ:SlackをSIerに導入した話。そしてSIerの未来

SIの未来を探すという永遠の課題

SIという仕事は必ず必要であり、そこにいる人たちがハッピーになる未来を語りたいけれど、何が未来像なのか明確になっていない。そんな印象を持っていますし、僕が社会人デビューした2003年ぐらいから変わってない気がします。

未来のあるなしを考えるなら、これは未来がないよねという所から始めるのがわかりやすいと思います。出発点を決めるのに役立つので。というわけで、僕から提起します。上流と下流(という言い方がお嫌いの人が多いけど)で工程の分断をするモデルには、明るい未来がない。これだけは確かです。消耗戦の先に新しい未来はないもの。

技術力を武器にSIをやれることが、SIの未来を考える第一歩

未来のない状態を裏返せば、多少なりとも未来に近づきます。なので、SIの未来を考えるということは「工程分断型のビジネスモデルから脱却して、技術力を武器にSIをやる為に必要なこと」を考えるのに等しい。そう考えました。

工程分断型から逸脱するのに必要なことは実は1コしかなくて、顧客と直接契約して価値を届けることだけ。何を届けるかは僕が知りたいというのが本音だけど、形態(やり方)としてはココしかないです。下に入って抜け出せなくなってしまえば、そこから新しい未来を描くことは極めて困難です。

SIが本来持っている価値は、「顧客が行っている事業で築き上げる資産をいかにITで活用するかを考えて、新しいステージに到達すること」だと僕は思います。その価値をどんな提供手段を持って行えば良いのかという点において、僕が最も可能性を感じているのが「作らないSI」です。

だって、労働集約的なやり方をやめたいんだよね?

様々な企業のニーズに応える必要があるSIビジネスにおいて最大のリスクは、プログラムを手組みすることです。案件を回す立場(Not 下請けの進捗管理)になれば、その意味は嫌という程わかります。純粋にソフトウエアを作るということと、顧客にとって必要なシステムを作るということは、どうしても文脈が異なります。しょうがないの、もうそれは。埋まらないって。それに、顧客のIT予算もクラウドが普及すればするほど下がるはずなので、手組みで工数を裂いて人を集めて値段を算出しても「それだと無理」っていう話になりやすいのではないかと思います。

インフラの世界では、設計書を用意してOSやコンテナを自動でセットアップするのが当たり前になっています。ビジネスアプリケーションもそうなれば良い。開発工程が自動化で圧縮されたら、短納期になります。自動化すれば、自動化するプログラム以外の不具合はなくなるので、品質の担保も容易になります。人をかき集める必要もなくなります。ここに上げた内容は極論です。だけど、「ド正論」です。僕はこういう身もふたもない話が大好きです。大抵の場合、正しいので。

・・・で、実際にそこを目指して、自前でそのような仕組みを作って案件をこなしている会社があるわけです。そのような会社さんに出会った以上、そこに未来がなければ僕も困る。なので、主に販促面でサポートさせて頂いております。詳しいお話を聞きたい方は個別に連絡くーださい。

今後どういう取り組みがSI業界でなされるのかはわかりませんし、僕が全然見えていない可能性も当然あるでしょう。僕の推しメンは可能性の一つに過ぎません。再掲しますが、「工程分断型のビジネスモデルから脱却して、技術力を武器にSIをやる為に必要なこと」という前提でSIの未来を考える議論が発展することを願います。

やっぱりこの仕事が好きなもんですから。