社内の主要開発言語にPythonを取り入れたことで著名な(株)ビープラウドさんが、Pythonのオンライン学習プラットフォーム「PyQ」をリリースされました。
佐藤社長のご厚意でアカウントを発行頂き実際に使用してみたので、使用感をレビューします。
問題構成
以下のセクションに別れています。他にもいくつかありましたが、チュートリアルからWeb開発まで用意されています。
画面構成
2ペイン構成です。左側に問題(クエストと呼ばれています)の説明と解説、右側がPythonのコードを実装して実行結果やテスト結果の表示を行う場所になっています。工夫されているのは左側の説明の箇所で、写経前と写経後のコードの差分が見れるようになっており、自分で間違いに気づくことができるようになっています。
また、はじめの一歩で敢えてエラーがでるコードを書いて、初心者が陥りやすい「SyntaxError」「NameError」「TypeError」について先にやらせるのも上手いやり方です。先にエラーを出させて直す工程を踏めば、後々の学習が楽になります。
強いて言えばローカル実行も可能にしたい
正解で動かすことが出来たコードは、自分のローカルに保存(コピペすりゃいいんですが)出来るようにファイルをエクポートできると便利だなと思いました。模範解答として残しておいて、それをプライベートなリポジトリに置いて共有するとか、そういうやり方もあるのかな〜と。
個人ユースよりも企業ユースが多くなりそう
プログラミングを完全に独習で行うのはハードルが高いですが、PyQのような仕組みがあれば、オンライン学習の生産性もかなり高まるでしょう。講師の講義を聞きつつ写経が出来る。もちろん復習用途で独習もできる。このようなスタイルが確立できれば、現在新人研修講師を務めている私は楽になるな〜と感じました。
「独習Python入門」という本を書いた私からすれば、PyQさんとさりげなくコラボして、書籍で掲載された練習問題を独習して更に理解が深まるような構成に出来たら最高だった。
まずは個人で体験してみて下さい
テキストも分かりやすく書かれています。周りに誰もいない一人でも使えますし、オンラインのサポートが受けられるプランも用意されています。まずは触ってみてください。ホンマによく出来ています!自分の教材も載せてほしいです!