id:kagamihogeのナイスカウンターに応えてTB。
仕事でしかやりません?!(゚д゚)ハァ?
ハっとさせられたのがこの記述。
「仕事ではプログラム書くけど、家帰ってからはやりたくないね」
なんて言う人と仕事出来るでしょうか。俺はお断りです。
幸運にも私はそういった冷めた技術者に会ったことが無いのですが、これ言われたら相当ゲンナリすると思う。向上心を感じない人間とは仕事したくねぇよなw
私は技術の習得環境という点で、すごく恵まれていたと思う。
直属の上長が職人肌の技術者であったこと、常に弊社に常駐しているフリーの技術者の方がすごいレベルの高い方なので、様々な技術的インスパイアがあったことが非常に大きい。
上のレベルを知ってしまったなら、よりよい技術的解決策があることを知ったなら、それを己のものにしなくては絶対レベルは上がらないはず。*1その情熱が無いなんてまさに「ラ・フランス」人間じゃんか。
Paranoidであること
気になることがあれば自宅でちょっと調べるぐらいはやってほしい。
心より同意。
最近思うのは、「気になること」をヒトから聞いて納得してしまうヒトと、聴くだけ聴いて腑に落ちないとGoogle先生に聞くヒトがいるって事。両者の決定的な違いは、「そういうもんなんだ」と鵜呑みにするかしないの差。
他の仕事でも同じだと思いますが、特に技術屋にとって「鵜呑み」は厳禁です。自分の体で確かめたこと以外は基本的に信じるべきではありません。
インテルの会長である*2アンドリュー・グルーヴの著書に「インテル戦略転換」という本があります。そのサブタイトルが「Only the paranoid survive」でした。
日本語に訳すと「偏執者だけが生き残る」という意味です。
このフレーズ、すごい示唆に富んでいると思いませんか?
別にGeekしか生き残れないとかそういう話ではなくて。狂っていると思われそうなぐらいの知的好奇心もしくは闘争心こそ、如何なる物にも変えがたい宝なのだと言う事を、アンドリューは言いたいのではないでしょうか?
遊びの制度化について
素晴らしいカウンターが飛んできた。ナイス。
googleの例のやり方は、すごい人間しかいない環境だからこそ真価を発揮する。優秀な人間しか採用しない、アイデアだけでは誰も見向きしない、動くモノが無ければ評価されない、そして重要なのが、出来たものの価値を評価できる人間だらけな環境。
理念を理解せずに制度だけ持ってきても成果主義と同じ道をたどるでしょう。
概ね同意。
「出来たものの価値を評価できる人間だらけな環境。」ってのがすごい厳しい気がするし、実際に会社のみんなが「これ(・∀・)イイ!」って思ってくれないことを業務時間外に取り組んでも、ってのもわかる。
が、しかしだ。それでも道はあるはずで。
まず全ての人間が価値を評価できなくていいと思ってる。そんなことは現実的に不可能。重要なのは、組織の文化形成を担うマネージャ達の意識であり価値観だと思う。ここの足並みが崩れると、会社の神経系は一気に崩れてしまう。
余談だけど、経営陣がいくら素晴らしいビジョンを語ったとしても、中間にいるヒト達の間で恐ろしく間違った意訳をされて現場に届くなんて話もチラホラ聞くし。
あと重要なのが、効率的に「同じアンテナ」を持っているヒトを知る術かな、と。そういった意味で社内SNSなんて事をコメントで書いた。
日本テレコムが社内ブログやり始めたけど、あれのいい所って同僚の仕事面の関心事を知ることができるコトだと思っていて。何に対して「アンテナ」を張っているかがわかるじゃん?その情報ってすごく大きいと思う。
同じアンテナを持つ同士が集まれば、何かこうやりたくなってくるじゃん。そのきっかけを作るのは、できれば経営が望ましいと思います。