あんまりこのエントリの内容とは関係ないんだけど。
「これは私の仕事ではない」が強く言えない日本の職場 - 脱社畜ブログ
僕は幸いにも上記のような職場に巡りあったことはないので、頑張ってるアピールという言葉の意味していることもよくわからない。「働いている」姿勢を常に見せ続ける以外に自分が義務を果たしていることをアピールする手段がないという職場を知らない・・・。どこそこ?みなさんはそんな職場で働いているの?妄想じゃないよねこれ。僕の知る会社とあまりに違うので驚きました。
本題は別にありまして、「これは私の仕事ではない」を貫き通してしまうと、結局何もできない人材になる恐れが高いので留意しましょうということです。
これは僕の仕事ではないを繰り返していくと、ほぼ間違いなくマックジョブしか出来ない人になります。 最初から出来る事しかやらないことを繰り返せば、誰にでも出来ることしか出来ない人になるのは火を見るより明らかです。そうなってしまえば、その会社でのあなたの居場所というか存在感は無くなってしまい、任される裁量の範囲がどんどん狭くなるので、自分にしか出来ない仕事やこの場所なら自分は勝てるという場所が無くなっていきます。どこかで、自分の基準を上げる努力を求められる時が来ます。
もちろん仕事に自己実現など必要ないし最低限の事しかやりたくないのも全然OKでそれはそれで正しいのだけど、自分の仕事においてキャリアを切り拓きたいなら、「これは私の仕事ではない」が通せるのは、自分の仕事で居場所を作っている人だけだと覚えておいたほうがいい。寝言を言うなよ、自分で抱えられることが無いのにお前の仕事ってなんだよって突っ込まれちゃうよ。
どんな仕事にも責任は必ず存在するから、僕は「責任を負いたくありません」っていう人は何を言いたいのかよくわからない。責任のない仕事なんかない。コインの表と裏なんだから。責任の重さや程度は、当然立場によって違う。でも、刺身にたんぽぽを乗せることだって、ちゃんと載せるまではあなたの責任じゃないですか。責任を負いたくないって、要は自分が楽にこなせる以上の負荷をかけるなってという自己防衛の話なのかなと理解している。
こういったことを考えもしたことがない人が平気で社畜だ何だってとにかく会社組織を悪く言うのを見ると、社畜バカにも程があると思います。
自分の仕事でまわりに貢献できないのに他人の仕事を管理することは出来ないでしょ。だから、もちろん死なない程度に、自分で自分の仕事を抱える訓練を積まないとダメだと思う。マネージャーになれば、自分で他人の仕事の成果を抱えることになる。自分で抱える行為そのものはやっぱりリスクになるんだけど、何一つ自分で抱えられないのにリターンがあるわけないんだからさ。
Can you take it all away ?